ごみと3R
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~限りある資源を未来につなごう~
むだのない社会考えてみよう。
私たちが普段生活していく中で、様々な「ごみ」が出るよね。人間が出したたくさんのごみでいろいろな問題がおきているんだ。
むだのない社会を「循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)」というんだ。
どんな行動が「循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)」をつくるか、考えてみよう。
日本で使われる資源が、どれくらいごみになるの? 私たちはどれくらいのごみをだしているの? どうしてごみを減らさないといけないの? 3Rってなに?~私たちにできること~
日本で使われる資源が、どれくらいごみになるの?
私たちはどれくらいのごみをだしているの?
お店やオフィス、家庭から1年間に出るごみの量は、
・全国で 4,398万トン
・和歌山県で 35万6千トン
そのうち、家庭から出る、資源として使われないごみの量は
・全国で 2,418万1千トン
・和歌山県で 21万7千トン
なんだよ。
グラフを見ると1人1日あたりでは、
・全国で 939グラム
・和歌山県で 978グラム
のごみが出ているよ。
そのうち、家庭から出る、資源として利用されないごみの量は
・全国で 516グラム
・和歌山県で 597グラム
なんだね。
和歌山県は、全国に比べて1人1日あたりのごみの量が、約80グラムも多くなっているんだよ。
どうしてごみを減らさないといけないの?
どうしてごみを減らさないといけないの?
ごみをそのままにはできないから、リサイクルしたり、燃やしたり、砕いたりした後、埋め立て処分しているんだ。
ところが、ごみの埋め立て処分場には限りがあるんだ。
それに、新しく作ると、森などの自然が失われてしまうよね。
イラスト出典:一般社団法人産業環境管理協会
リサイクルする場合も、多くの手間と、エネルギーが必要なんだなあ。
ごみを埋め立てられなくなる前に、まずはごみを減らす必要があるよね。
だからごみを減らすため、3Rが必要なんだ。
3R? ってなに
3Rってなに? 私たちにできることってなんだろう~
私たちにできることってなんだろう~
「3R」とは、
ごみの量を減らす リデュース (Reduce)
くり返し使う リユース (Reuse)
再び利用する リサイクル (Recycle)
という、資源を大切に使うために、ポイントとなる3つを示しているんだ。
それぞれの英単語の頭文字「R」をとって、「3R(すりーあーる)」と言うんだ。
その中でも、ごみの量を減らすためにはリデュース(Reduce)、
くり返し使うリユース(Reuse)の
「2R(つーあーる)」が大切といわれているよ。
リデュース(Reduce)
使う資源やごみの量を減らすこと。
・詰め替えのできる製品を選んで買う
・必要のないレジ袋を断る
・「食品ロス」を減らす など
リユース(Reuse)
ものをくり返し使うこと。
・こわれたものを簡単に捨てずに修理して使う
・いらなくなったものは捨てずに必要な人にゆずる
・マイはし・マイバッグを持ち歩いて使う など
リサイクル(Recycle)
使い終わったものを資源として再び利用すること
・古新聞や古紙を資源回収に出す
・ごみを分別して出す
・再生品やリサイクルされた製品を選んで使う など
食品ロスってなんだろう?
日本で1年間に捨てられる食品は、約2800万トン。消費する食品の約3割になるんだ。
このうち、売れ残りや期限切れ、食べ残しなど、食べられたはずのものを「食品ロス」って言うんだだけれど、
約632万トンもあるそうだよ。
日本人1人当たりに換算すると、”お茶碗1杯分(約136g)の食べ物” が、毎日捨てられている計算だって。
毎日こんなにごみになるんだ。食品ロスを減らすために私たちは何をしたらいいの?
3キリって?
3キリ
ごみを減らすために必要なこと。それが「3キリ」。まずは、
使いキリ:計画的な買い物を心がけて食材は無駄なく「使いきり」しようね。
むだな買い物をしないことからはじめるんだね。
賞味期限や消費期限を正しく知る必要があるんだね
つぎは・・
食べキリ:料理を作り過ぎないように、食べきれずに残ったものは別の料理に活用するなど「食べきり」ましょう。
料理を工夫して食材を使い切ることが必要なんだね。
さいごは・・
水キリ:生ごみの約8割は水分です。ひとしぼりして「水きり」しましょう。
水きりすることでごみが減らせるよ。
一人一人ができることを考えてみてね。
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