和歌山エコミュージアム

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ごみと3R

※ 図やグラフ等の画像はクリックすると拡大します。

~限りある資源を未来につなごう~

きいちゃん先生

むだのない社会考えてみよう。

私たちが普段生活していく中で、様々な「ごみ」が出るよね。人間が出したたくさんのごみでいろいろな問題がおきているんだ。
むだのない社会を「循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)」というんだ。

どんな行動が「循環型社会(じゅんかんがたしゃかい)」をつくるか、考えてみよう。

循環型社会の図
循環型社会の図


日本で使われる資源が、どれくらいごみになるの? 私たちはどれくらいのごみをだしているの? どうしてごみを減らさないといけないの? 3Rってなに?~私たちにできること~


日本で使われる資源が、どれくらいごみになるの?

キャラA

日本で使われる資源が、どれくらいごみになるの?

きいちゃん先生

日本で一年間に使われる資源は、平成26年度では約19億700万トンです。
そのうち、約3分の1となる約5億7,500万トンは、様々な種類のごみとなっているよ。

処理しなければならないこれらのごみのうち、約60%は再び資源として利用されたり、自然にかえされたりしているんだ。
でも、残りは「燃やす」などの処理をされた後に、埋め立てるなどの方法で処分されているんだよ。

日本で一年間に使われる資源とごみ
日本で一年間に使われる資源とごみ


私たちはどれくらいのごみをだしているの?

きいちゃん先生

お店やオフィス、家庭から1年間に出るごみの量は、
・全国で 4,398万トン
・和歌山県で 35万6千トン
そのうち、家庭から出る、資源として使われないごみの量は
・全国で 2,418万1千トン
・和歌山県で 21万7千トン
なんだよ。

平成27年度
1人1日あたりのごみの量

キャラB

グラフを見ると1人1日あたりでは、
・全国で 939グラム
・和歌山県で 978グラム
のごみが出ているよ。

そのうち、家庭から出る、資源として利用されないごみの量は
・全国で 516グラム
・和歌山県で 597グラム
なんだね。


きいちゃん先生

和歌山県は、全国に比べて1人1日あたりのごみの量が、約80グラムも多くなっているんだよ。


どうしてごみを減らさないといけないの?

キャラA

どうしてごみを減らさないといけないの?

きいちゃん先生

ごみをそのままにはできないから、リサイクルしたり、燃やしたり、砕いたりした後、埋め立て処分しているんだ。
ところが、ごみの埋め立て処分場には限りがあるんだ。
それに、新しく作ると、森などの自然が失われてしまうよね。

ごみの埋め立て処分場

イラスト出典:一般社団法人産業環境管理協会

キャラB

リサイクルする場合も、多くの手間と、エネルギーが必要なんだなあ。

きいちゃん先生

ごみを埋め立てられなくなる前に、まずはごみを減らす必要があるよね。
だからごみを減らすため、3Rが必要なんだ。


キャラA

3R? ってなに


3Rってなに? 私たちにできることってなんだろう~

キャラB

私たちにできることってなんだろう~

きいちゃん先生

「3R」とは、
ごみの量を減らす リデュース (Reduce)
くり返し使う   リユース  (Reuse)
再び利用する   リサイクル (Recycle)
という、資源を大切に使うために、ポイントとなる3つを示しているんだ。
それぞれの英単語の頭文字「R」をとって、「3R(すりーあーる)」と言うんだ。

その中でも、ごみの量を減らすためにはリデュース(Reduce)、 くり返し使うリユース(Reuse)の 「2R(つーあーる)」が大切といわれているよ。

リデュース(Reduce)
使う資源やごみの量を減らすこと。
・詰め替えのできる製品を選んで買う
・必要のないレジ袋を断る
・「食品ロス」を減らす など

リユース(Reuse)
ものをくり返し使うこと。
・こわれたものを簡単に捨てずに修理して使う
・いらなくなったものは捨てずに必要な人にゆずる
・マイはし・マイバッグを持ち歩いて使う など

リサイクル(Recycle)
使い終わったものを資源として再び利用すること
・古新聞や古紙を資源回収に出す
・ごみを分別して出す
・再生品やリサイクルされた製品を選んで使う など



キャラA

食品ロスってなんだろう?

きいちゃん先生

日本で1年間に捨てられる食品は、約2800万トン。消費する食品の約3割になるんだ。
このうち、売れ残りや期限切れ、食べ残しなど、食べられたはずのものを「食品ロス」って言うんだだけれど、 約632万トンもあるそうだよ。
日本人1人当たりに換算すると、”お茶碗1杯分(約136g)の食べ物” が、毎日捨てられている計算だって。

できることから始めよう


キャラB

毎日こんなにごみになるんだ。食品ロスを減らすために私たちは何をしたらいいの?

きいちゃん先生

3キリ
一人一人が「もったいない」と意識して行動することが必要です。

家庭における食品ロスの内訳
キャラAキャラB

3キリって?

きいちゃん先生

3キリ
ごみを減らすために必要なこと。それが「3キリ」。まずは、 使いキリ:計画的な買い物を心がけて食材は無駄なく「使いきり」しようね。

買い物は必要に応じて
「賞味期限」を正しく理解する
消費期限と賞味期限のイメージ
キャラA

むだな買い物をしないことからはじめるんだね。

キャラB

賞味期限や消費期限を正しく知る必要があるんだね

きいちゃん先生

つぎは・・
食べキリ:料理を作り過ぎないように、食べきれずに残ったものは別の料理に活用するなど「食べきり」ましょう。

キャラA

料理を工夫して食材を使い切ることが必要なんだね。

きいちゃん先生

さいごは・・
水キリ:生ごみの約8割は水分です。ひとしぼりして「水きり」しましょう。
水きりすることでごみが減らせるよ。

一人一人ができることを考えてみてね。

詳しく知りたい場合は・・・それぞれのバナーをクリックしてね。


小学生のための環境リサイクル学習ホームページ
中学生・市民のための環境リサイクル学習ホームページ
こども環境省

食べものに、もったいなを、もう一度

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